【AFP=時事】生成AI(人工知能)「ChatGPT」の開発企業オープンAIと、軍事防衛技術の新興企業アンドゥリル・インダストリーズは5日、AIを「国家安全保障の任務」に活用するため業務提携を行うと共同声明で発表した。
無人機(ドローン)攻撃に対する防衛強化を重視するとしている。オープンAIは、軍事・戦争目的でのAI利用を禁止していたが、この方針を1年近く前に撤廃。今年10月には、米国防総省の研究技術機関、国防高等研究計画局(DARPA)と協力し、重要なネットワークのサイバー攻撃対策を行っていると明らかにしていた。
2017年に米シリコンバレーで設立されたアンドゥリル・インダストリーズは、指揮統制システムやドローンを開発しているテック企業で、同社のウェブサイトによれば、顧客は米国内のみならず、オーストラリア、英国などにも広がっている。【翻訳編集】 AFPBB News