【AFP=時事】暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価格が5日、初めて10万ドル(約1500万円)を突破した。ドナルド・トランプ次期米大統領が、仮想通貨推進派を米証券取引委員会(SEC)委員長に指名することが明らかとなり、業界の規制緩和が進むとの楽観的な見方が強まった。
ビットコインはトランプ氏が11月5日の大統領選で勝利して以降で50%以上、年初から約140%急騰している。5日の最高値は10万3800ドルに達した。選挙活動中、同氏は米国を「ビットコインと暗号通貨の世界の首都」にすると公約していた。
直近の価格は10万ドル直前で足踏み状態となっていたが、仮想通貨推進派のポール・アトキンス氏がSEC委員長に指名されることが明るみに出ると、初めて10万ドルを突破した。アトキンス氏は2002~08年にSECの委員を務め、09年にリスク管理コンサルティング会社パトマック・グローバル・パートナーズを設立。クライアントには、銀行、金融、暗号通貨業界などの企業が含まれている。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件