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中国EV大手BYD、自社の運転支援システムにディープシーク統合へ

中国の自動車メーカー比亜迪(BYD)のロゴ(2024年4月25日撮影)。(c)Pedro PARDO:AFP

中国の自動車メーカー比亜迪(BYD)のロゴ(2024年4月25日撮影)。(c)Pedro PARDO:AFP

【AFP=時事】中国の電気自動車(EV)最大手、比亜迪(BYD)は10日、1万ドル(約150万円)を下回る低価格モデルを含むほぼ全車種に自動運転システムを導入する計画を発表した。

 同社はまた、新興企業「DeepSeek(ディープシーク〈深度求索〉)」の生成人工知能(AI)を自社システムに統合する方針を明らかにした。吉利汽車、長城汽車、零跑汽車など同業他社も導入を進めており、BYDは、そうした動きに続くものだとしている。

 BYDの発表によると、少なくとも21モデルを対象に、自社開発の先進運転支援システム「天神之眼」を搭載する。小型EV「海鴎(シーガル)」(6万9800元〈約145万円〉~)も対象だ。

 このシステムには、リモート駐車や自動高速道路ナビゲーションなど、これまでは高価格帯モデルにのみ搭載されていた機能が含まれている。米EV大手テスラも、3万2000ドル(約486万円)以上のEVには同様の機能を採用している。

 BYD創業者の王伝福会長は10日夜のライブ配信イベントで、「自動運転はもはや遠い未来の話ではなく、必要なツールだ」と強調。同社は、ディープシークのソフトを自社システムに統合することで自動運転技術が向上し、消費者によりパーソナライズされた体験を提供するのに役立つと説明した。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件

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