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仮想空間で理想の鉄道風景を再現 鉄道ファン向けメタバース「鉄バース(TM)」β版が公開

「鉄バース(TM)」サービスイメージ

「鉄バース(TM)」サービスイメージ

 TOPPANホールディングス傘下のTOPPAN株式会社(本社・東京都文京区)は、鉄道ファン向けのメタバースプラットフォーム「鉄バース(TM)」を開発し、β版を期間限定で公開すると21日に発表した。

「鉄バース」は、仮想空間上でリアルな3D鉄道車両を走らせたり、好きな風景の中で撮影を楽しんだりできるバーチャル鉄道ジオラマだ。パソコンがあれば手軽に利用でき、鉄道ファンに新たな楽しみ方を提供する。β版の利用は無料。会員登録無しで利用でき、2025年2月21日から4月11日まで公開される。

鉄道ファン市場の拡大とメタバース活用

 コロナ禍を経た旅行・観光需要の回復とともに、近年、鉄道ファン市場は拡大傾向にある。一方で、仮想空間、メタバースを活用した新たな旅や鉄道趣味の楽しみ方にも注目が集まっている。

 TOPPANは、3D計測技術や高精細な画像処理技術、セキュリティー認証などを強みとし、文化・観光・教育・などの分野におけるメタバース事業を推進してきた。今回、「鉄バース」を開発することで、鉄道ファンの新たな交流の場を創出し、デジタル技術を活用した鉄道体験の提供を目指す。

「鉄バース(TM)」β版 時間帯変更イメージ

「鉄バース」では、利用者が好きな鉄道車両(5種)を選択し、メタバース内の鉄道ジオラマの中で走らせることができる。ジオラマの風景は時間帯、季節などが選択できる。また、撮影機能を活用し、理想の鉄道がある風景を演出、撮影することも可能だ。

 TOPPANは今後、利用者の反応を踏まえ、2026 年春から本サービスの提供を開始するとしている。

「鉄バース(TM)」β版 3D鉄道車両ラインナップ ※アイマジック社 技術提供・監修
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