【東方新報】北京市人民政府新聞弁公室は4日、「北京ヒューマノイドロボットハーフマラソン」に関する記者会見を開いた。
北京経済技術開発区の副主任である李全(Li Quan)氏によると、「2025北京亦庄ハーフマラソンおよびヒューマノイドロボットハーフマラソン」が4月13日にスタートする。この大会では、ヒューマノイドロボットが人間のランナーと同時にスタートし、産業交流イベントも併催される。これにより、ヒューマノイドロボット産業の発展を「マラソン形式」で推進する狙いがある。
大会のテーマは「先駆けるマラソン、未来をリードする知能」とされ、参加申し込みは2025年3月5日10時から3月11日午後5時まで受け付ける。
大会では、ロボットが人間のランナーと同じコースを走るが、専用レーンが設けられる。競技中、ロボットはバッテリーの交換が可能であり、また、リレー方式でロボットを交代させながら完走することも認められる。ただし、ロボットを交代させるたびに10分のペナルティが加算される。完走タイムやロボットの交換回数などを基準に総合評価が行われる。
李全氏によると、本大会では優勝、準優勝、3位のほか、完走賞、最優秀耐久賞、人気賞、最優秀歩行賞、最優秀デザイン賞といった各種の賞が用意されている。また、ヒューマノイドロボットの研究開発チームの革新的な取り組みを称えるため、技術革新に対する奨励金も準備されている。
大会期間中には、ロボットのスタートセレモニーや閉幕イベントとしての「ロボットショー」などが予定され、各企業の技術成果を披露する場となる。また、投資・資金調達のマッチングイベントや技術交流会など、多彩な産業交流イベントも実施される。これにより、技術革新の促進、投資の連携強化、実用化の加速を図ることが期待されている。【翻訳編集】東方新報/AFPBB News|使用条件