米ワシントン州シアトルで開催されたマイクロソフトの年次開発者会議「Build 2025」で登壇した同社のサティア・ナデラ会長兼CEO(左)と、公開されたイーロン・マスク氏の事前収録トーク(2025年5月19日撮影)。(c)Jason Redmond/AFP
【AFP=時事】米国マイクロソフトは19日、実業家イーロン・マスク氏率いるAI(人工知能)開発企業「xAI」が開発したチャットボット「Grok」を自社のクラウドサーバーで提供していくと発表した。
マイクロソフトのクラウドサービス「Azure(アジュール)」上で提供されているAI開発者向けサービス「Azure AI Foundry」で、Grokが利用可能になる。
Grokは数日前、南アフリカにおける「白人ジェノサイド(集団殺害)」に関し、右派のプロパガンダをなぞったような回答したことで物議を醸したばかり。マスク氏は「Build」で公開されたナデラ氏との事前収録トークで、xAIはGrokにおける誤りを常に認めていくとの姿勢を表明。「最小限の誤りで真実を目指す」とし、「AIモデルが現実に基づいていることは非常に重要だ」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件