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ノルウェー、大規模なCO2回収・貯留プロジェクト開始

ノルウェーのタリエ・オースラン石油・エネルギー相(2024年9月26日撮影、資料写真)。(c)Jonathan NACKSTRAND : AFP

ノルウェーのタリエ・オースラン石油・エネルギー相(2024年9月26日撮影、資料写真)。(c)Jonathan NACKSTRAND : AFP

【AFP=時事】ノルウェーは17日、大規模な二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)プロジェクトを開始した。バイキングの木造船の英語名から「ロングシップ」と名付けられたプロジェクトでは、セメント工場から排出されるCO2を回収する。今後、焼却施設からも回収する予定。

 回収されたCO2は西海岸のターミナルまで船で輸送され、海底下に注入され、貯蔵される。当初10年間の建設・操業費用340億クローネ(約5000億円)のうち、220億クローネを政府が支援する。

 ノルウェーは、ロングシップ・プロジェクトについて「世界初の本格的なバリューチェーン(価値連鎖)」とうたっている。タリエ・オースラン石油・エネルギー相は、「ノルウェーにとって重要な瞬間であるだけでなく、欧州におけるCCSの突破口でもある」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件

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