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オーストラリア、16歳未満のユーチューブ利用禁止へ

ユーチューブのロゴ(2025年4月23日撮影)。(c)JOSH EDELSON:AFP

ユーチューブのロゴ(2025年4月23日撮影)。(c)JOSH EDELSON:AFP

【AFP=時事】オーストラリアは画期的なソーシャルメディア法を使い、16歳未満の子どもによる動画投稿サイト「ユーチューブ」の利用を禁止する。アニカ・ウェルズ通信相が30日、明らかにした。

 16歳未満の子どもを「搾取的なアルゴリズム」から保護する必要があるとしている。ウェルズ氏は声明で、「プラットフォームが利用者の身元を推測する前に、子どもが自分自身を知ることを望んでいる」「ソーシャルメディアには存在意義があるが、子どもを標的とする搾取的なアルゴリズムが存在する余地はない」と述べた。

 オーストラリアは昨年、16歳未満によるフェイスブック、TikTok(ティックトック)、インスタグラムなどの利用を禁止する法案を策定中だと発表した。ユーチューブについてはこれまで、学校の授業で広く利用されていることから適用除外とされていた。

 ユーチューブの広報担当者は、30日の発表は衝撃的な方針転換だと述べた。ユーチューブは声明で、「当社の立場は明確だ。ユーチューブは、無料かつ高品質なコンテンツを豊富にそろえた動画共有プラットフォームであり、テレビでの視聴も増加している」「ユーチューブはソーシャルメディアではない」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件