【AFP=時事】米交流サイト大手メタが、米IT大手グーグルと6年間で100億ドル(約1兆4800億円)超のクラウドコンピューティング契約を結んだ。情報筋が21日、AFPに語った。
契約に詳しい情報筋は、メタがグーグルのデータセンターサーバー、ストレージ、ネットワーキングなどのサービスを利用するという取り決めについて、IT情報誌インフォメーションの報道内容を認めた。メタ側はコメントを拒否している。
メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、スーパーインテリジェンス研究チーム構築のため、米オープンAIや米アップルといったライバル企業から高額な給与でトップ研究者を移籍させるなど、人工知能(AI)のために大規模支出を開始している。
メタのAI戦略を概説する投稿の中でザッカーバーグ氏は、今後10年間がAI開発にとっての変革期になると示唆し、同社の優先事項はAIをユーザーに提供することだと述べた。情報筋によると、メタとの取引は、グーグルのクラウド部門17年の歴史の中で、最大級のものの一つだという。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件