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パープレキシティ、メディアに収益分配へ

米ワシントンで講演するパープレキシティのアラビンド・スリニバスCEO(資料写真、2024年4月18日撮影)。(c)SAUL LOEB:AFP

米ワシントンで講演するパープレキシティのアラビンド・スリニバスCEO(資料写真、2024年4月18日撮影)。(c)SAUL LOEB:AFP

【AFP=時事】AI検索を手がける米新興企業パープレキシティAIは25日、コンテンツ発行元との新しい収益共有モデルとして、メディア側に数十億円の支払いを開始すると発表した。

 パープレキシティによると、同社の「メディアパートナー」は、パープレキシティのブラウザやAIアシスタントがコンテンツを使用した場合に支払いを受ける。この計画に4250万ドル(約63億円)の資金が用意されており、今後さらに増える見込みだという。

「私たちはAI時代にふさわしいモデルで出版側に補償する」とパープレキシティはブログに投稿した。支払いは、今後予定されているサブスクリプション・サービスの収益を通じて行われる。

 このサービスは、AIによって可能になった新しいビジネスモデルからコンテンツの発行元が利益を得られるようにするものだと説明している。「ウェブが情報を超えて知識や行動、機会を含むように進化する中で、出版社やジャーナリストの優れたコンテンツはますます重要になっている」と述べた。

 大手メディアは同社に対して、著作権で保護された記事を含むコンテンツを不当に利用して利益を上げているとして訴訟を起こしている。今回の計画は、こうした非難に対応するための措置とみられる。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件