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グーグル、韓国で地図サービス利用改善へ 衛星画像ぼかしに同意

米IT大手グーグル社のロゴ(2019年2月18日撮影)。(c)Lionel BONAVENTURE : AFP

米IT大手グーグル社のロゴ(2019年2月18日撮影)。(c)Lionel BONAVENTURE : AFP

【AFP=時事】米IT大手グーグルは9日、地図サービス「グーグルマップ」で韓国国内の機密性の高い場所について、衛星画像をぼかすと発表した。これにより、約20年にわたって続いてきた同国での制限が解消され、サービス拡大への道が開かれる。

 韓国は安全保障上の理由から、地理空間データを国内に保管することを義務付け、国外への持ち出しを禁止している。グーグルはこの要求を拒否してきたため、韓国ではサービス提供が制限され、ロシアや中国と並んでグーグルマップが完全に機能しない世界の数少ない地域となっていた。

 その結果、NaverやKakaoなどの国内企業が地図サービス市場を事実上独占し、韓国の地図サービスに不慣れな外国人旅行者にとって移動が不便になっていた。

 こうした中、グーグルは9日、韓国政府の規制に従うと表明。「必要に応じて衛星画像をぼかすといったコミットメントについて、韓国政府とすでに確認済みだ。適切な場合には、承認を受けた韓国の第三者から画像を取得することも検討する」と、グーグルのクリス・ターナー副社長は記者団に語った。ターナー氏はまた、地図から安全保障関連施設の座標を削除するために「多くの時間と資源を投じる」と付け加えた。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件

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