【AFP=時事】中国電子商取引大手アリババ(阿里巴巴)は24日、米国の半導体大手エヌビディアとのAI技術における提携を発表し、同提携により人型ロボットの開発が加速すると述べた。発表は杭州で開催された年次開発者会議のサブフォーラムで行われた。
アリババは「フィジカルAI」の分野で同社と提携すると発表した。クラウド部門が「エヌビディアの『フィジカルAI』向けソフトウェア一式を統合する」とし、「開発者はクラウド上で動作する包括的なプラットフォームを利用でき、ヒューマノイドロボットや『フィジカルAI』技術の開発を加速できる」と述べた。
中国は米国との激しい技術競争に突入しており、カリフォルニアを拠点とするエヌビディアも先端半導体の覇権争いに巻き込まれている。生成AIに不可欠な最先端チップの中国への輸出が制限されている。アリババの株価は同日、人工知能(AI)インフラへの投資拡大計画の発表を受け、香港株式市場で急伸した。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件