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VRで「早稲田通り古書店巡り」を再現、貴重な文化のアーカイブにも

「さとし書房」店内もVRで見ることができる(画像はすべてリリースより)

「さとし書房」店内もVRで見ることができる(画像はすべてリリースより)

 早稲田大学は10月10日、地域連携の一環として早稲田古書店街連合会の14店舗と協力し、同地域の古書店をVRで体験できるコンテンツ「WASEDA BOOKSTORES VR WORLD」を公開した。

 VRツアーは、早稲田キャンパスから高田馬場駅まで歩く途中で、古書店を巡るような体験を再現している。利用者はオンラインで、各古書店の店内を360度のパノラマ映像で自由に見て回ることが可能だ。

ずらりと赤本が並んだ店内の様子

 早稲田周辺の古書店は、学生・教職員・地域住民が集う「早稲田文化」の一部であり、本や雑誌が主たる情報源であった一昔前は、古書店巡りが学生の娯楽のひとつだった。近年、書店の実店舗は減少し、WEB販売へ移行する傾向があるなか、早稲田通り周辺の古書店も徐々に減少。今回のVRツアーは、早稲田古書店街の現況を記録する貴重なアーカイブとしての役割も果たすと期待されている。

 この企画は、早稲田大学文化推進学生アドバイザー有志によるグループ「WASEDA LITERARY TALKS」が、「早稲田文化芸術週間(2025年度は10月10日(金)〜10月21日(火)まで)」の企画として立ち上げたもの。

VRコンテンツは、一般に公開されており、こちらからアクセスできる。

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