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米国カリフォルニア州、AIチャットボットの安全対策を義務付ける米国初の法律を制定

AIアプリが並ぶスマートフォンの画面(2023年7月12日撮影、資料写真)。(c)OLIVIER MORIN : AFP

AIアプリが並ぶスマートフォンの画面(2023年7月12日撮影、資料写真)。(c)OLIVIER MORIN : AFP

【AFP=時事】米カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は13日、AIチャットボットを規制する初の法案に署名した。これはホワイトハウスがこのテクノロジーを規制しないよう求める動きに反するものだ。

「規制されていないテクノロジーによって若者が被害を受けた悲惨な例をいくつも見てきた。企業が必要な制限と責任を持たずに続けるのを黙って見過ごすわけにはいかない」とニューサム氏は法案に署名した後に述べた。法案を提出した民主党のスティーブ・パディーヤ州上院議員は、この法律はチャットボット運営者に対し、チャットボットとのやり取りに関する「重要な」安全対策を実施することを求めるものだと説明。これを怠った結果として悲劇が生じた場合に、人々が訴訟を起こす道を提供するものだと述べた。

 14歳の息子がチャトボットとの会話の直後に自殺したフロリダ州のメーガン・ガルシアさんは、「今日、カリフォルニア州は、コンパニオンチャットボットが子どもや弱い立場の人と自殺について話すことができないようにし、また、チャットボットが自殺の計画を手助けすることができないようにした」と述べた。

 米国には、AIがもたらすリスクを抑制するための全国的な規則は存在せず、ホワイトハウスは各州が独自の規則を作成することを阻止しようとしている。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件

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