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トランプ氏、「ジェネシスミッション」に署名 AI革新を加速

米ホワイトハウスで行事に参加するドナルド・トランプ大統領(2025年10月21日撮影)。(c)ANDREW CABALLERO-REYNOLDS:AFP

米ホワイトハウスで行事に参加するドナルド・トランプ大統領(2025年10月21日撮影)。(c)ANDREW CABALLERO-REYNOLDS:AFP

【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領は24日、国家主導で人工知能(AI)分野の開発を推進する「ジェネシスミッション」を立ち上げる大統領令に署名した。トランプ政権はこの取り組みを重視しており、その規模を第2次世界大戦時の原子爆弾開発プロジェクト「マンハッタン計画」に匹敵するとしている。

 大統領令では、AIを「科学的発見と経済成長の重要なフロンティア」と位置付け、「米国は人工知能の開発における世界的な技術支配を競うレースに参加している」としている。中国に対するAI開発の競争で先行し、急速に拡大するこの分野での米国の優位性を確立することを目指す。

 大統領令によると、エネルギー省は、核融合や半導体製造の分野における開発を加速するため、国家のスーパーコンピューターを含む研究施設を統合するAIプラットフォームを構築する。優先分野として、先端製造業、バイオテクノロジー、重要原料、原子力エネルギー、量子コンピューティング、半導体が含まれている。また、大統領令では、民間企業や大学、国立研究所とのパートナーシップを求める一方で、機密研究を保護するためのサイバーセキュリティ対策を義務付けている。

 ホワイトハウスでは、各州が独自のAI規制を実施することを法的に阻止する方法も検討している。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件