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「ゲレンデのよう」 パリ郊外で都市型ケーブルカー開業

パリ南東部の郊外で運行を開始した都市型ケーブルカー(2025年12月13日撮影)。(c)Thomas SAMSON:AFP

パリ南東部の郊外で運行を開始した都市型ケーブルカー(2025年12月13日撮影)。(c)Thomas SAMSON:AFP

【AFP=時事】パリ南東部の郊外で13日、フランス首都圏で初の都市型ケーブルカーの運行が始まった。全長4.5キロのC1線はクレテイユからビルヌーブ・サンジョルジュを18分で結ぶ。ケーブルカーは105台のゴンドラを使用し、1日約1万1000人の乗客を運ぶ計画だ。ゴンドラの定員は10人。総工費は約1億3800万ユーロ(252億円)で、地下鉄を建設するよりもコストが抑えられたという。

 ケーブルカーは、歴史的には険しい山岳地帯を越えるために使用されてきたが、孤立した都市を結ぶための交通手段として注目されている。

 フランス初の都市型ケーブルカーは1934年にアルプスの麓のグルノーブルで建設された。地元住民からは「スキー場みたい」とか「バルドマルヌのアルプスだ」と歓迎の声が上がった。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件