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深海レアアース試掘に向け「ちきゅう」出港 中国依存低減へ

静岡県の清水港に停泊する探査船「ちきゅう」(2013年9月11日撮影)(c)Toshifumi KITAMURA:AFP

静岡県の清水港に停泊する探査船「ちきゅう」(2013年9月11日撮影)(c)Toshifumi KITAMURA:AFP

【AFP=時事】日本の探査船「ちきゅう」が12日、深さ6000メートルの深海からのレアアース試掘に向け、南鳥島へと出港した。レアアースにおける中国への依存低減を目指す。

 「ちきゅう」は、静岡県清水港を午前9時ごろに出航した。内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」で責任者を務める石井正一氏は、今回の試験がレアアースの国内生産につながる可能性があるとし、調達先を多様化し、特定の国への過度な依存を避けることを検討したいと記者団に語った。

 今回の試験について、海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、この深さで行われる世界初の試みだとしている。南鳥島周辺には、1600万トン以上のレアアースが存在しているとされる。

 日本経済新聞によると、これは世界で3番目に多い埋蔵量だとされ、携帯端末や電気自動車の高強度磁石に使用されるジスプロシウムは730年分、レーザーに使用されるイットリウムは780年分に相当するとしている。

 中国は長年、レアアースの支配的地位を地政学的な力として利用しており、米国のドナルド・トランプ政権との貿易摩擦でもその影響力を駆使した。また、年明けには、軍民両用品の日本への輸出規制を強化したと発表。レアアース輸出規制を強化した可能性があるとして懸念されている。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件

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