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ロボット義手をより安価に 韓国系スタートアップが米国企業と協力 

マーク7X=Mand.ro(c)KOREA WAVE

マーク7X=Mand.ro(c)KOREA WAVE

【KOREA WAVE】ロボット義手やロボットハンドの開発に取り組む韓国系スタートアップ「Mand.ro(マンドロ)」が、約500万ウォン(約54万円)台のロボット義手を前面に押し出し、米国のロボット義手市場攻略に乗り出す。これまで最低でも2000万ウォン(約216万円)以上だった高機能ロボット義手市場に対し、価格競争力を備えた代替案を提示した形だ。

 韓国メガ・ニュース(MEGA News)のシン・ヨンビン記者の取材によると、Mand.roは13日、米国の義肢装具(O&P)専門流通企業ST&Gと、北米のロボット義手市場進出に向けた戦略的業務協約(MOU)を締結したと発表した。このMOUは世界最大のテクノロジーの見本市「CES」の大韓貿易投資振興公社(KOTRA)統合韓国館で締結された。

 ST&Gは米国を中心に、北米全域にわたるO&P企業間取引(B2B)流通網と臨床ネットワークを持つ企業だ。下肢分野で築いた市場支配力を基盤に、今回の協約を通じて上肢ロボット義手市場へ事業領域を拡大する戦略だ。

 Mand.roは今回の協約により、自社の最新ロボット義手および関連ソリューションである「Mark 7」シリーズ、外観重視型の高自由度義手、筋電動アームバンドなどの製品群を、ST&Gの北米流通網を通じて米国市場に供給する。両社は、ST&GがMand.roのロボット義手製品に対する米国市場での独占供給権を持つ方向で協力を進めており、今後3カ月以内の供給契約締結を目指している。

 ST&Gによると、米国内での上肢ロボット義手の年間平均販売量は約7000台と推定されている。5本指のロボット義手の末端装置の価格帯は1万4000ドル(約219万円)〜3万3000ドル(約517万円)。一方、Mand.roの製品は3500ドル(約55万円)〜4500ドル(約70万円)程度に設定されており、価格競争力が高いとの評価を受けている。

 両社は今後、米国O&P市場の特性に合わせた製品の現地化、臨床フィードバックに基づく製品改良、ラベリングや取扱説明書(IFU)の整合性確保を共同で進める。共同マーケティングや米国のO&P学会・展示会(AAOP 2026)との連携活動など、全方位的な協業を展開していく。

 Mand.roは今年のCESで、手首に2自由度の動作を内蔵したロボット義手「Mark 7X」を披露し、「アクセシビリティと持続性」部門でイノベーション賞を受賞した。ユーザーの利便性と製品の継続使用性の面で技術的競争力を証明した。またCES 2024では、指内部に駆動装置を集約的に内蔵したロボット義手「Mark 7D」によって、小型化・耐久性・メンテナンス効率を同時に実現した技術力が認められ、「最高イノベーション賞」を受賞している。

 Mand.roのイ・サンホ代表は「ST&Gは米国のO&P市場と臨床環境を深く理解する戦略的パートナーであり、今回の協業を通じて、Mand.roのロボット義手技術が米国を含むグローバル市場に拡大していく重要な転換点になるだろう」と語った。(c)KOREA WAVE/AFPBB News|使用条件

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