【AFP=時事】米航空宇宙局(NASA)は17日、50年以上ぶりとなる月への有人ミッション「アルテミスII」に向け、巨大なSLSロケットとオリオン宇宙船を打ち上げ場所へ移動させた。フロリダ州ケネディ宇宙センターの組立棟から打上げ場所までの距離は約6.5キロで、かかる時間は最大12時間。打上げは早ければ2月6日に予定されており、今後は一連のテストが行われる。
テストの結果が良好であれば、米国人3人とカナダ人1人の乗組員が、10日間のミッションで月へと向かう。ただし着陸はせず、月を周回するのみだ。
無人のアルテミス1ミッションは、複数回の延期と2回の打ち上げ失敗を経て、2022年11月に実施された。米航空宇宙局は、中国が2030年までに初の有人月探査を目指して進めている計画に対抗し、人類を再び月に送り込むことを目指している。
中国の無人探査機「嫦娥7号」は2026年に月の南極を探査するために打ち上げられる予定で、有人宇宙船「夢舟」のテストも今年中に進められる見込みだ。NASAは、月を利用して将来の火星ミッションの準備を進めることを期待している。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件
