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TikTokの米国事業を移管する新会社設立 オラクルなどが参画

イメージ図(AIで作画)

イメージ図(AIで作画)

 TikTokは、2025年9月25日に署名された米大統領令(Saving TikTok While Protecting National Security)に基づき、米国内のユーザーデータ保護と安全性を専管する新会社「TikTok USDS Joint Venture LLC(以下、USDS)」を設立した。米国内でサービスを継続しながら、2億人の利用者および750万の企業・クリエイターが安全にプラットフォームを利用し続けられる環境を整える。

 新会社の資本構成は、親会社であるバイトダンス(ByteDance)の持分が19.9%。残りの80.1%は、米国を含むグローバルな投資家連合が保有する形となる。主要な投資家として、米ソフトウェア大手のオラクル(Oracle)、投資会社のシルバーレイク(Silver Lake)、およびアブダビを拠点とする投資会社MGXの3社が、それぞれ15%ずつ、計45%の株式を保有する。さらに、マイケル・デル氏のファミリーオフィスやバイトダンスの既存株主であったサスケハナ・インターナショナル・グループ(SIG)の関連団体なども出資に名を連ねている。

 経営体制については、USDSの取締役会は計7名のメンバーで構成され、その過半数を米国市民が占めることでガバナンスの透明性を担保する。TikTokのCEOである周受資(Shou Chew)氏も取締役の一人としてUSDSに参加する。

 技術面においては、オラクルが「トラステッド・セキュリティ・パートナー」として深く関与する。すべての米国ユーザーデーターは、オラクルが提供するセキュアなクラウドインフラ内に保管され、外部からの不正アクセスや干渉を排除する体制が敷かれる。また、アルゴリズムについても、米国内のデータを用いて再訓練・テストを実施し、オラクルのクラウド環境内でのみ運用される仕組みを導入した。ソフトウェアの安全性についても、オラクルの支援のもとでソースコードの継続的な監査と検証プロセスが行われる。さらに、米国立標準技術研究所(NIST)の基準やISO 27001、SOC2といった国際的なセキュリティ認証を取得し、第三者機関による厳格な監査を受けることで、プラットフォームの信頼性を客観的に証明するとしている。

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