サイトアイコン DG Lab Haus

米国スタートアップのルナ・アウトポスト社3,000万ドルを調達 月面探査車の開発を加速

同社リリースより

同社リリースより

【2026年5月7日 ロイター】By Joey Roulette - 米国の新興企業ルナ・アウトポストは今週、3000万ドルの資金調達ラウンドを完了し、新たな月面探査車の開発を加速させるとCEOが述べた。月面事業への投資家の関心が高まっていることが背景にある。

 1カ月前に開始された同社のシリーズB資金調達は、Industrious Venturesが主導し、Type One Ventures、Eniac Ventures、Promus Venturesも参加した。

 デンバーに拠点を置くルナ・アウトポスト社は、「Eagle」という名の月面探査車を開発している。同社は、アルテミス計画におけるNASA宇宙飛行士の月面移動手段として、アストロラボ社とインテュイティブ・マシーンズ社という2つの新興企業と競合している。NASAのこの計画に基づく将来の契約は、数十億ドル規模になる可能性がある。

 しかし、NASA長官のジャレッド・アイザックマンは、月面における長期的な有人活動の実現を加速させることを目的とした変更案を提示し、NASAに衝撃を与えた。NASAは3月、より迅速に展開できるシンプルな探査車の設計を各社に求め、今月中に設計案を選定する見込みだ。

 NASAのスピードへのニーズに応えるべく、ルナ・アウトポスト社は木曜日にペガサスと名付けられた小型探査車を発表した。

 新たに調達した3,000万ドルの資金は、2027年の打ち上げを目指すPegasusの開発加速に充てられる。一方、当初2028年の打ち上げを予定していた大型探査車Eagleは、後半のフェーズへと移され、打ち上げは2030年頃になる予定だ。

 ジャスティン・サイラスCEOはロイターに対し、次のように語った。

「NASAから『今すぐやり遂げたい』という要望があったことを受け、迅速な資金調達を行うことに決めました」

 サイラス氏によると、今回のラウンドは募集枠を大幅に上回る9,000万ドル相当の関心が寄せられたが、月面開発のスピードアップに集中するため、現時点では3,000万ドルで締め切ったという。

 また、投資家の関心が月面ミッションへと向いている現状について、同氏はこう付け加えた。

「これまでシスルナ(地球と月の間の空間)での事業を目指す企業にとって、資本は制約の一つでしたが、もはやそれは存在しません」

なお、同社は自社の時価評価額については公表していない。

 * * *

 ドナルド・トランプ大統領の1期目に策定され、その後修正されたNASAの「アルテミス計画」は、月面基地を中心としたインフラと車両を月面に設置することを目指している。NASAは、10年以上にわたる戦略の中で定期的に宇宙飛行士を派遣する予定で、その総予算は300億ドルを超える。

 NASAは4月、アルテミス2号を打ち上げ、4名の宇宙飛行士による月周回飛行を実施した。これは1972年以来となる有人月面着陸に向けた、いくつかの前駆的ミッションの一つである。

(Reporting by Joey Roulette; Editing by Cynthia Osterman and Muralikumar Anantharaman 原文は英語 翻訳は編集部《ロイター提供の自動翻訳を参考》)

モバイルバージョンを終了