[北京 20日 ロイター] by Eduardo Baptista Ju-min Park Laurie Chen- 中国で最も知名度の高いヒト型ロボットメーカー、宇樹科技(ユニツリー)の王興興・創業者兼最高経営責任者(CEO)は20日、北京で開かれている「世界ロボット大会」で、ロボットの脳は「チャットGPTのような転換点」へと近づきつつあると述べた。
世界的なAI(人工知能)ブームは、米オープンAIが手がけた2022年の対話型生成AI「チャットGPT」によって引き起こされ、これが大規模な普及を後押しする分岐点となった。一方、ロボットが実世界の環境を理解し、移動できるように設計されたフィジカルAIシミュレーションシステム「世界モデル」については、これと同等の転換点はまだ現れていない。
王氏は、ロボットを不慣れな環境に配置し、簡単な音声やテキストによる指示だけでほとんどのタスクを完了できるようになるブレークスルーが業界で間近に迫っていると指摘。「将来的には、見知らぬ家庭にロボットを導入し、音声やテキストの指示によってタスクの約80%を成功裏に遂行できる姿が見られると期待している」と語った。
ロボットのソフトウエアにおける大きな飛躍は、楽観的なシナリオで2─3年以内、遅くとも5─10年以内に実現する可能性があるとした。
