
米フロリダ州ケープカナベラルのケネディ宇宙センターで30日、NASAの「ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡」を搭載したスペースXの大型ロケット「ファルコンヘビー」が打ち上げられた。(2026年 ロイター/Joe Skipper )
[ケープカナベラル(米フロリダ州) 30日 ロイター] by Joey Roulette Will Dunham – 米航空宇宙局(NASA)は30日、新たな主力宇宙望遠鏡を打ち上げ、ダークエネルギー(正体不明のエネルギー)やダークマター(暗黒物質)といった宇宙の最大の謎の解明に取り組むミッションを開始した。
同望遠鏡は当初、偵察衛星プログラムのために設計されたが、そのプログラムが予算超過により打ち切られたため、2012年に国家偵察局(NRO)がNASAに寄贈。NASAはこれを宇宙探査用に転用した。
「ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡」は、フロリダ州ケープカナベラルのNASAケネディ宇宙センターから、宇宙関連企業スペースXの大型ロケット「ファルコンヘビー」に搭載され、日の出直後の青空の下、宇宙へと打ち上げられた。ミッション期間は5年間と予定されているが、NASAによると、さらに5年間分の燃料が残っている可能性がある。
打ち上げられたロケットから分離したローマン望遠鏡は、地球から約160万キロ程度離れた、月までの距離の約4倍に位置する地点「第2ラグランジュ点」へ向かう。
今後90日間をかけて試運転を行い、観測に向けた準備を進める予定。「冬の休暇前」に最初の高解像度画像を送信する見込みだという。