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米国半導体大手AMD AIスタートアップを82億ドル相当で買収

写真は米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)のロゴイメージ。6月11日撮影。REUTERS/Dado Ruvic

写真は米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)のロゴイメージ。6月11日撮影。REUTERS/Dado Ruvic

[28日 ロイター] – 米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は28日、著名な人工知能(AI)研究者のフェイフェイ・リー氏が率いるAIスタートアップ企業のワールドラボを総額82億ドル相当で買収すると発表した。株式交換によってワールドラボ株を取得し、年内の買収手続き完了を見込む。

 AIが現実世界を推論・シミュレーションし、相互作用できるシステムへと移行する中で、AMDはワールドラボの買収によってAIモデル研究の足場を築き、インフラを最適化できるようになる。

 AMDはワールドラボの研究によって新興のAIワークロードに関する知見がより深まり、ハードウエアとソフトウエア、システムにわたる技術ロードマップの指針となることを期待しているとコメントした。

 リー氏は買収手続きの完了後、AMDの上級副社長兼チーフサイエンティストに就任する。リー氏はリサ・スー最高経営責任者(CEO)の直属の部下となる。

 米西部サンフランシスコに拠点を置くワールドラボは、文書や画像、動画の入力によってインタラクティブな三次元環境の生成、再構築、シミュレーションが可能な空間知能AIモデルを開発している。この技術はAIシステムが物理世界をより深く理解し、推論できるようにすることを目的としており、ロボティクスやシミュレーション、設計などへの応用が期待されている。

 ワールドラボはロボットの学習およびシミュレーションのための技術も開発している。空間知能は三次元環境で物体、空間、行動がどのように機能するかをモデル化することを目指している。