【AFP=時事】米電子機器大手アップル(Apple)は9日、独自の生成人工知能(AI)「アップルインテリジェンス(Apple Intelligence)」に対応した「iPhone(アイフォーン)」の新型機「16」シリーズを発表した。
アップルは「16」シリーズに大きな期待を寄せており、新たなAI機能を目玉としている。
AI機能は「16」シリーズや上位機種で来月からダウンロード可能だが、当面は試験的に英語のみ対応。他の言語には追って対応する。 当面の機能は、画像編集や翻訳、文章校正など。オープンAI(OpenAI)やグーグル(Google)などのAI大手が約束しているような飛躍的に進歩した機能は含まれない。
機能としては、メタ(Meta)やマイクロソフト(Microsoft)、グーグルが最近リリースした生成AIに似ており、日常的な言葉で質問するだけで、巧みなコンテンツが生成される。「16」シリーズには「カメラコントロールボタン」も追加され、被写体を自動的に検索したり、コンサートのポスターの写真に基づいてカレンダーの項目を追加したりすることができる。
アップルによれば、「16」シリーズの価格は799ドル(日本円で12万4800円)からで、9月20日発売予定。
同社は腕時計型端末「Apple Watch(アップルウオッチ)」やイヤホン「AirPods(エアポッズ)」の新モデルも発表。睡眠時無呼吸の検知や難聴対策機能など、健康上の利点をアピールした。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件