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マスク氏、オープンAIに買収提案 米紙報道

米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)と実業家のイーロン・マスク氏(2025年2月10日作成)。(c)Patrick T. Fallon and Allison ROBBERT:various sources:AFP

米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)と実業家のイーロン・マスク氏(2025年2月10日作成)。(c)Patrick T. Fallon and Allison ROBBERT:various sources:AFP

【AFP=時事】米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は10日、実業家のイーロン・マスク氏が率いる投資グループが、生成AI(人工知能)「ChatGPT」の開発元である米オープンAIを管理している非営利団体(NPO)に対し、974億ドル(約14兆8000億円)の買収提案を行ったと報じた。WSJによると、マスク氏の代理人を務めるマーク・トベロフ弁護士が、オープンAIの取締役会に買収案を提示した。

 オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は、マスク氏がオーナーであるX(旧ツイッター)に、「お断り。ご希望ならツイッターを(10分の1の)97億4000万ドルで買収します」と投稿した。アルトマン氏の投稿に対し、マスク氏は「詐欺師」とだけ書いて応じた。

 ドナルド・トランプ大統領の盟友で、新政権で政府効率化省(DOGE)も率いるマスク氏は、2015年に設立されたオープンAIの共同創業者だが、2018年に同社を離脱。アルトマン氏とは対立状態にあり、これまでにオープンAIを度々提訴している。マスク氏の離脱後、オープンAIは世界有数のAI新興企業となった。一方、マスク氏は2023年に生成AI開発の新企業「xAI」を立ち上げた。【翻訳編集】 AFPBB News