スマートフォンに表示された配車サービス「ウーバー」のアプリ(2019年10月1日撮影)。(c)DENIS CHARLET : AFP
【AFP=時事】配車サービス大手ウーバーは17日、自社のロボットタクシー車両団を構築するという野心的な計画の一環として、米電気自動車(EV)メーカーのルーシッド・モータースの株式3億ドル(約445億円)相当を取得すると発表した。
この合意によりウーバーは、2026年後半から生産が開始される予定となっているルーシッドのSUV(スポーツ用多目的車)「Gravity」をベースとした自動運転車両を、6年間で最低2万台購入することになる。車両はウーバーの所有となり、そのプラットフォームを通じて独占的に利用可能となる。
現在の市場価値では、ウーバーの3億ドルの投資はルーシッドの総資本の約3パーセントに相当するもので、ルーシッドの株価は30%近く上昇している。
新興の自動運転タクシー市場は勢いを増しており、IT大手グーグル系の自動運転開発企業ウェイモが、現在米国内で最も強い地位を占めている。
EV大手のテスラは6月下旬にテキサス州オースティンで初のロボタクシーサービスを開始したものの、その範囲は限定的で車両台数も非常に少ない。ウーバーはすでにウェイモと提携済みで、現在はオースティンとジョージア州アトランタで自動運転によるライドを提供している。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件