左から、大阪府知事 吉村洋文氏、SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩(画像はすべてSkyDrive 提供)
株式会社SkyDriveは18日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)にて同社の開発した「空飛ぶクルマ」のデモフライトを、大阪府知事の吉村洋文氏らが視察する中で実施し報道陣に公開した。
同社は、7月31日より会場内でデモフライトを実施している。この日は、万博会場内の北西部に位置する「モビリティエクスペリエンス」のEXPO Vertiportを離着陸地点として、4分間ほど周辺海上を飛行した。
会場でのデモフライトは、21日から24日の毎日午前9時30分に実施される予定(天候や機体の状況次第で、午前11時30分頃に2回目が実施されることも)。観覧に事前の予約は不要で、フライト予定時間にEXPO Vertiport周辺で見ることができる。ただし、天候や機体メンテナンス等の状況により、予定が変更・中止となる可能性があるため、最新情報は大阪・関西万博公式アプリや同社のX(旧 Twitter) で確認を。
また 同社は、9月15日から23日まで、万博会場外の「大阪港バーティポート」でも同機体のデモフライト見学会を予定している。こちらは事前予約制で各回定員100人となっている。
SkyDriveは今後、機体の商用運航に必要な型式証明の取得を目指すとともに、国内外の企業と連携し、事業化を加速する方針だ。大阪市高速電気軌道株式会社(Osaka Metro)とは2028年を目途に森之宮エリアでのサービス開始を、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)とは2028年度頃に別府湾での遊覧サービスや、別府と湯布院をつなぐエアタクシーの運航開始を目指すとしている。
■8月16日に撮影した機体搭載カメラの映像
【参考】万博会場内のEXPO Vertiportの場所