ジョビー・アビエーションの機体※画像は万博でのフライトの様子ではありません。(画像はANAHDリリースより(C)ジョビー・アビエーション)
ANAホールディングス(ANAHD)と、電動エアタクシー開発の米国スタートアップのジョビー・アビエーション(Joby Aviation, Inc. 以下、ジョビー社)は9月30日(火)、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、ジョビー社製エアタクシー「Joby S4」のデモ飛行の様子を公開した。
ジョビー社は、ANAの塗装を施した機体で、10月1日(水)から閉会日の13日(月)までデモ飛行を実施する予定だ。(3日(金)と8日(水)は機体展示のため運休。詳細はこちらANAHDリリース参照)
ANAHDの芝田浩二社長は、万博でのデモ飛行は「社会実装に向けた一歩。」だとコメント。
ジョビー社のジョーベン・ビバートCEO兼創業者も、「日本は地上交通をリードしてきたが、今度は空で再び世界をリードする態勢にある」と強調。今回の飛行を機に規制当局との協力、新たなパートナーの獲得といった重要な取り組みを進める姿勢を示した。
ジョビー社のリリースによると両社は、まず東京から段階的に導入することを目指している。今後は、垂直離着陸ポート(バーティポート)のネットワーク整備や、パイロット訓練プログラムなどの準備も進めていく。
ジョビー社の機体は、パイロット1名と乗客最大4名を乗せ、時速最大320kmで飛行可能。都市部の渋滞を緩和し、長時間の移動を数分に短縮できる、迅速かつクリーンな交通手段として期待されている。