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米国メタ オーストラリアで16歳未満のインスタなどのアカウント無効化開始 

米IT大手メタ(旧フェイスブック)社と同社サービスのフェイスブックのロゴ(2025年1月9日撮影)。(c)Kirill KUDRYAVTSEV:AFP

米IT大手メタ(旧フェイスブック)社と同社サービスのフェイスブックのロゴ(2025年1月9日撮影)。(c)Kirill KUDRYAVTSEV:AFP

【AFP=時事】米IT大手メタ(旧フェイスブック)社は4日、オーストラリアでインスタグラム、Threads、フェイスブックの16歳未満のユーザーアカウントを無効化し始めると発表した。同国では10日以降、16歳未満のSNS利用が禁じられる。

 特定の年齢層のSNS利用を禁じる試みは世界初。ティックトックやユーチューブも対象となる。オーストラリア政府は10日までに16歳未満のアカウントを無効化するよう各社に求めている。無効化に向けた「合理的な措置」を怠った場合、サービスを提供する企業には4950万豪ドル(約50億円)の罰金が科される可能性がある。

 メタの広報担当者は「12月10日までに16歳未満のユーザーをすべて無効化するために懸命に取り組んでいるが、法令遵守は継続的かつ多層的なプロセスになる」と述べた。また、対象ユーザーのコンテンツは保存されると説明し、「16歳になる前の段階で、プラットフォームへのアクセスが再び許可されることを通知する」と説明した。

 インスタグラムだけでも13歳から15歳のオーストラリア人ユーザーが約35万人いるとされ、数十万人の青少年がこの措置の影響を受けるとみられている。現時点でロブロックス、ピンタレスト、ワッツアップなどの人気サービスは対象外とされているが、今後見直される可能性はある。

 SNSの潜在的リスクに各国が取り組む中、オーストラリアの規制がどのように機能するかに関心が集まっている。マレーシアは来年、16歳未満がソーシャルメディアアカウントに登録することを禁止する計画を示し、ニュージーランドも同様の禁止措置を導入する予定だ。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件