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中国の天体写真愛好家「西村彗星」の観測と撮影に成功

甘粛省の天体写真愛好家、魯罡(ろ・こう)さんが同省隴南(ろうなん)市で撮影した西村彗星(2023年8月29日撮影)。(c)Xinhua News

甘粛省の天体写真愛好家、魯罡(ろ・こう)さんが同省隴南(ろうなん)市で撮影した西村彗星(2023年8月29日撮影)。(c)Xinhua News

【Xinhua News】中国の天体写真愛好家がこのほど、「西村彗星(すいせい)」の観測と撮影に成功した。同彗星は静岡県に住むアマチュア天文家の西村栄男さんが8月12日に発見した。世界中の天文愛好家の注目を集め、国際天文学連合小惑星センターにより「西村彗星(C/2023 P1(Nishimura)」と命名された。

 中国天文学会会員で天文学者の修立鵬(Xiu Lipeng)氏によると、同彗星は現在、近日点(きんじつてん、太陽に最も近い点)に向かっており、世界時の17日(日本時では18日)に通過する予定。9月中下旬の夕暮れ時に双眼鏡や小型望遠鏡で南西の空の低い地点を観察すると、その姿を確かめられる可能性があるという。(記者/周潤健)【翻訳編集】Xinhua News/AFPBB News|使用条件

【参考リンク】「(速報)西村彗星が太陽に接近(2023年9月)」国立天文台