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EVでジュネーブ・ドーハ間を走破、ゼロエミッション車をアピール

カタール・ドーハで開催されるジュネーブ国際自動車ショーの会場の外に止められた、スイス・ジュネーブから12か国を移動して到着したフォルクスワーゲンのEVバン「ID. Buzz」(2023年10月1日撮影)。(c)KARIM JAAFAR / AFP

カタール・ドーハで開催されるジュネーブ国際自動車ショーの会場の外に止められた、スイス・ジュネーブから12か国を移動して到着したフォルクスワーゲンのEVバン「ID. Buzz」(2023年10月1日撮影)。(c)KARIM JAAFAR / AFP

【AFP=時事】二酸化炭素(CO2)などを排出しないゼロエミッション車をアピールするため、欧州とアラビア半島を横断していたフォルクスワーゲン(Volkswagen)の電気自動車(EV)がカタールに到着した。主催者が1日、発表した。

 スイス人とドイツ人から成る5人のチームは8月28日に、フォルクスワーゲンのEVバン「ID. Buzz(アイディー・バズ)」2台でスイス・ジュネーブを出発。12か国を横断し、トルコからは船でヨルダンに渡り、6500キロを走破して9月30日にカタールの首都ドーハに到着した。電気自動車でサウジアラビアを東西に横断したのは初だとしている。

 チームリーダーで、コンセプトカーの製造を手掛けるリンスピード(Rinspeed)のフランク・リンデルクネヒト(Frank Rinderknecht)最高経営責任者(CEO)は、旅の目的は、電気自動車の環境面での利点を啓発することにあったと話した。

 一方で、充電インフラが不統一な点も浮き彫りになったと指摘。支払いの際に地域ごとにさまざまなアプリを使用しなければならなかったとしている。

 プロジェクトはジュネーブ国際モーターショー(Geneva International Motor Show)が協力した。同ショーは今月5日から10日間の日程でカタールで開催される。ジュネーブ以外で開催されるのは初。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件