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思考だけでチェス…ニューラリンク、脳インプラント患者の動画公開

手術支援ロボットの横に立つ起業家のイーロン・マスク氏。同氏が設立したニューラリンクのライブストリーミング映像より(2020年8月28日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO : NEURALINK

手術支援ロボットの横に立つ起業家のイーロン・マスク氏。同氏が設立したニューラリンクのライブストリーミング映像より(2020年8月28日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO : NEURALINK

【AFP=時事】実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏のスタートアップ企業「ニューラリンク(Neuralink)」は21日、思考だけでコンピューターゲームをプレイする初の脳インプラント患者の動画を公開した。

 動画に登場したのは、ダイビング中の事故で8年前から肩から下がまひしているというノーランド・アーボー(Noland Arbaugh)さん(29)。思考することでカーソルを動かすことができるとし、チェスやビデオゲームなどをプレイしていると語った。

 アーボーさんは「クレイジーだ。本当に。本当にすごい」と話し、ニューラリンクのおかげでテレパシーが使えるようになったとジョークも飛ばした。

 ニューラリンクは1月、患者の脳に小型機器を初めて埋め込んだことを明らかにしていた。アーボーさんによると、手術の翌日には退院でき、認知機能にも問題は生じなかったという。

 アーボーさんは「(この技術は)まだ開発途中にある。でも、自分の人生は変わった」「この挑戦がこれで終わりだとは思ってほしくない」と述べている。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件

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