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中国科学院、水素ハイブリッド電源でドローンをパワーアップ

高エネルギー密度水素ハイブリッド電源を搭載し、試験飛行に成功した無人機。(c)Xinhua News

高エネルギー密度水素ハイブリッド電源を搭載し、試験飛行に成功した無人機。(c)Xinhua News

【新華社大連4月3日】中国遼寧省の中国科学院大連化学物理研究所は今年、ー密度の高い水素ハイブリッド電源を搭載した産業用ドローン(小型無人機)の試験飛行を成功させた。

 同研究院エネルギー触媒変換全国重点実験室の陳忠偉(ちん・ちゅうい)氏の研究チームが開発した水素ハイブリッド動力電源は、エネルギー密度(質量当たりのエネルギー量)が1キログラム当たり600ワット時に上る。

 これを搭載したドローンの野外試験飛行では、氷点下7度、風力レベル5(風速8.0〜10.7メートル)の環境下で、燃料電池の出力が2030ワットをキープした。 電源は産業用ドローンの心臓部で、航続時間と作業効率を決定する。

 今回開発された水素ハイブリッド電源はエネルギー密度が高く、ボトルネックだった航続時間の短さを効果的に解決できるほか、信頼性の高さや温度領域の広さなどの利点もある。【翻訳編集】Xinhua News/AFPBB News|使用条件

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朝日新聞社にてデジタルメディア全般を手掛ける。「kotobank.jp」の創設。「asahi.com(現朝日新聞デジタル)」編集長を経て、朝日新聞出版にて「dot.(現AERAdot.)」を立ち上げ、統括。現在は「DG Lab Haus」編集長。