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スペースX試作ロケット、宇宙空間到達も最後は爆発

米テキサス州の「スターベース」から打ち上げられた、スペースXの試作ロケット「スターシップ」(2025年5月27日撮影)。(c)SPACEX:AFP

米テキサス州の「スターベース」から打ち上げられた、スペースXの試作ロケット「スターシップ」(2025年5月27日撮影)。(c)SPACEX:AFP

【AFP=時事】スペースXの試作ロケット「スターシップ」が27日午後6時36分、テキサス州の同社基地「スターベース」から打ち上げられた。宇宙空間に到達したものの、最終的にインド洋上空で爆発した。

 問題の兆候はすぐに現れた。第1段のスーパーヘビーブースターが、予定されていたメキシコ湾への着水を実行する代わりに爆発したのだ。

 ライブ映像では、上段の宇宙船が衛星通信網「スターリンク」衛星を模した「シミュレーター」を展開するための扉を開けることに失敗する様子が映し出された。

 宇宙船はこれまで2回の試験よりも遠くまで飛行したが、漏れが発生し、宇宙を漂う中で制御不能に陥り始めた。ミッションチームは予想される爆発の力を低減させるために燃料を放出し、搭載カメラは飛行予定66分の途中の約45分で停止された。目標のオーストラリア西海岸沖の着水ゾーンには到達しなかった。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件