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ブルーオリジン、大型ロケット再利用ブースターの回収に初めて成功

4月19日、米国フロリダ州ケープカナベラルの基地から打ち上げられる大型ロケット「ニューグレン」。REUTERS/Joe Skipper

4月19日、米国フロリダ州ケープカナベラルの基地から打ち上げられる大型ロケット「ニューグレン」。REUTERS/Joe Skipper

[19日 ロイター]by Chandni Shah – アマゾン・ドット・コム創業者ジェフ・ベゾス氏が設立した宇宙企業ブルーオリジンは19日、大型ロケット「ニューグレン」の再利用した第1段ブースターの着地・回収に成功したと発表した。

 米国主導の月探査「アルテミス計画」に使用される宇宙船設計を巡り、実業家イーロン・マスク氏が率いるスペースXとの開発競争が一段と激しくなりそうだ。

 ASTスペースモバイルの通信衛星を積んだニューグレンは、米南部フロリダ州ケープカナベラルから打ち上げられた。その後に第1段ブースターが切り離され、約10分で無事着地した。

 この第1段ブースターは昨年11月に初飛行したものを回収し、再整備していた。

 今回のミッションは、大型ロケットのニューグレンがブースター再利用能力の高い信頼性を備え、スペースXの「ファルコン9」と競争可能だと証明したという意味で極めて重要だった。

 ブルーオリジンは昨年11月、より大型で高性能となる「ニューグレン9×4」を開発する計画も打ち出している。

 こうした中で今回の再利用第1段ブースター回収成功は、ブルーオリジンが、既に1段目ブースターの再利用を実用化させているスペースXとの技術格差を縮めつつあることを示している。

 米航空宇宙局(NASA)が来年予定している次のアルテミス計画のミッションでは、地球周回軌道でスペースX、ブルーオリジン両社の月着陸船を試験する見通しだ。