
3DプリントされたDNAらせんモデルと「DNA」という文字が描かれているイラスト。2026年2月4日に撮影 REUTERS/Dado Ruvic/Illustration
[ロンドン/チューリヒ 29日 ロイター] by Bhanvi Satija Marleen Kaesebier – スイス製薬大手ロシュは29日、次世代遺伝子シーケンサー「アクセリオス」を発売した。遺伝子検査および研究技術分野で優勢な米医療機器メーカー、イルミナへの対抗強化を目指す。
ロシュは、臨床用モデルの移行に先立ち、研究者らに新技術を採用してその応用プログラムを開発してもらうため、まず研究施設を対象にアクセリオスを展開すると述べた。
ロシュは10年以上前に68億ドル規模の敵対的買収を通じてイルミナの買収を試みたが失敗に終わっている。それ以来、ロシュは医学研究、疾病検出、医薬品開発などの用途向けにDNAやリボ核酸(RNA)を解読する次世代機器への投資や提携を通じて、73億ドル規模の遺伝子シーケンサー市場での存在感を強めてきた。
エバーコアISIのアナリスト、ビジェイ・クマール氏は発売に先立ち「この技術は、拡大する市場でロシュがシェアを獲得するのに役立つだろう」との見方を示した。
ロシュは初年度にアクセリオスを約100台販売する見込みだ。長期的には年間売上高10億スイスフラン(11億ドル)以上を生み出す大型製品(ブロックバスター)の基盤にすることを目指しており、アナリストらはこの目標は十分に達成可能だとみている。