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日本のispace スペースXの「スターシップ」で月面輸送 自社の着陸機と併用

2023年8月、米テキサス州ブラウンズビルにあるスペースXのスターベースで撮影。REUTERS/Veronica G. Cardenas

2023年8月、米テキサス州ブラウンズビルにあるスペースXのスターベースで撮影。REUTERS/Veronica G. Cardenas

[東京 8日 ロイター] by Maki Shiraki – 宇宙スタートアップ企業のispace(アイスペース)は8日、大型上場で注目を集める米宇宙開発企業スペースXの宇宙船を活用した月面輸送サービスを展開すると発表した。2030年にも月面着陸を目指すスペースXの再使用型宇宙船「スターシップ」の積み荷スペース500キログラム分をアイスペースが確保し、世界各地で受注活動を始める。

 アイスペースは自社開発のランダー(月面着陸機)による月面着陸にこれまで2回挑んだが、成功していない。28年に再挑戦するとともに、実業家のイーロン・マスク氏率いるスペースXの宇宙船でも月面輸送サービスを提供し、選択肢の多様化を図る。

 アイスペースはスターシップ着陸後に月面で積み荷を目的地まで運ぶ専用の「モバイル・カート・システム」を独自開発する計画。スペースXを活用した月への輸送から、月面での運用支援まで一体的に提供したい考え。

 アイスペースの袴田武史・最高経営責任者(CEO)によると、今回の話はスペースX側から打診があったという。袴田氏は、自社のランダー開発を通じて培った月面運用の知見とグローバルな拠点網が評価されたとし、「スペースXの代理店販売ではなく、ペイロード(積み荷)の月面輸送から着陸後の運用支援までを担う」と強調した。

SpaceX 社が開発するスターシップに搭載される、ispaceの「モバイル・カーゴ・システム」(イメージ) ispace社リリースより
SpaceX 社が開発するスターシップに搭載される、ispaceの「モバイル・カーゴ・システム」(イメージ) ispace社リリースより