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AIが人に代わって買い物する時代 デジタルガレージ 新たなEC事業支援の提供開始

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 インターネット通販の風景が、いま大きく変わろうとしている。

 これまで消費者は、SNSや検索サイトで欲しい商品を探し、EC事業者サイトで購入手続きを行ってきた。しかしこれからは、個人の意向を受けた「AIエージェント」が、商品の比較から注文、決済に至るすべてのプロセスを自動でこなす「エージェンティックコマース」が主流になろうとしている。

 国内で「15兆円市場」がAI経由に

 海外の予測によると、2030年までに世界の通販売上の約4分の1(25%)が、AIエージェントの直接処理や推奨によって決まるようになると見込まれている。

 これを日本の国内市場に当てはめ、やや控えめ(20%)に見積もった場合でも、2030年までに約15.6兆円規模の取引が「AI経由の購買」になる。EC事業者にとって、従来の「人間の目に留まる工夫」だけでなく「AIに自社商品を選んでもらうための対策」が事業の成否を分ける最重要課題となるだろう。

問われる困難な技術対応

 この新しい仕組みに対応するため、EC事業者は「AIとシステムを繋ぐ共通ルールの導入(AIがスムーズに注文処理を行える連携仕様の整備)」「AIが理解しやすいデータ形式への整理(商品特徴や価格などの情報を、AIが正しく認識できるよう意味づけ・分類する)」などといった高度な技術への対応が求められる。

 こうした課題を受け、デジタルガレージグループ(DG)は、EC事業者がAI時代に対応するための統合ソリューション「DG Agentic One」の提供を開始した。商品データの最適化から決済まで、AI主導のEC化に必要な機能をワンストップで提供する国内唯一のプラットフォームだ。

 すでに2026年1月より、ChatGPTなどのAI検索で自社商品が優先的に選ばれるよう対策する「AI検索最適化(GEO)」支援を展開しているが、今回の新ソリューションではこれを大幅に拡充し、事業者の環境構築を支援する。

DG Agentic Oneの全体像(リリースより)
DG Agentic Oneの全体像(リリースより)

「DG Agentic One」が提供する5つの主要機能は以下の通りだ。

①DG Agentic One DataFeed:商品情報やレビューを、AIが正しく深く理解・評価できるデータ形式に自動変換・整理

②DG Agentic One GEO:ChatGPTやGoogleなどの主要AI検索において、自社商品が推薦・紹介されるための戦略と対策を実行

③DG Agentic One MCP:既存のECサイトとAIエージェントをスムーズに繋ぐゲートウェイ。最新の商取引規格(UCP/ACP等)に適応し、検索からカート投入までを連動

④DG Agentic One Commerce:これまでの「人間用フロントエンド」に加え、「AIエージェント用」を新設。既存システムを活かしたスムーズな移行を実現

⑤DG Agentic One Payment(開発中):AIとの会話を止めずに安全に購入完了できる決済環境を構築。今後はステーブルコイン決済を含むマルチ決済への対応を予定

 かつて、検索エンジンに認識されないコンテンツは、ネット上に存在しないも同然とされた。故に皆熱心にSEO対策を施し、それを継続してきた。時代が進んで、今度はAIがうまく理解できないECサイトをそのままにしておくと、それまでの売上を失ってしまうかもしれない。AIの進化と普及は早く、様子見をしている時間はあまりない。EC事業者は早期の対策が必要なことは間違いないだろう。

※文中の予測数字の出典などはリリースを参照

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