スナック菓子についてくる「仮面ライダー」や「プロ野球選手」のカードを、集めたことがあるという人は読者の中にもいるだろう。
カルビー株式会社は、1971年にカード付きお菓子「仮面ライダースナック」を発売、その後1973年には「プロ野球スナック」が誕生している。以来、中身がポテトチップスに変更されたものの、連綿と現在まで「カード付きのお菓子」の伝統は続いている。
そして、イノベーションの波についにここにも到達し、NFTがお菓子のおまけになった。
カルビーは、自社のスマートフォンアプリ「カルビー ルビープログラム」の体験プログラムとして、博報堂などと共同開発した「NFTチップスキャンペーン」を4月12日(水)より開始した。
カードではなくNFTなので、手に入れるのには対象商品(「ポテトチップス うすしお味/コンソメパンチ/のりしお」)を購入する以外にいくつかの条件をクリアする必要がある。
まず、「ルビープログラム」のアプリをダウンロードし、NFT管理サービス「wappa」のアカウント登録を行う。対象商品のいずれかの空袋を折りパケ(商品のパッケージをごみ減量にもつながる指定の方法で折りたたむ)にし、撮影・登録すると、「ポテトNFT」が手に入る(NFT配布は上限に達し次第終了の予定)。
この「ポテトNFT」は対象商品の空きパッケージをスキャンする度に成長する。5回スキャンすると、架空の世界「じゃがバース」のキャラクターを獲得することができる。
ちなみにこのキャンペーンは、日本発のパブリック・ブロックチェーンであるAstarチェーン上にて実施されている。さらに今後「ポテトNFT」を活用して保有者に向けた、新しいデジタル体験を追加される予定だ。