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エディット・ピアフの映画、AIで再現した本人の声でナレーション

米ニューヨークの自宅で「Un monsieur me suit dans la rue」をピアノで弾くエディット・ピアフ(1946年9月撮影)。(c)Eric SCHWAB / AFP

米ニューヨークの自宅で「Un monsieur me suit dans la rue」をピアノで弾くエディット・ピアフ(1946年9月撮影)。(c)Eric SCHWAB / AFP

【AFP=時事】没後60年を迎えた仏歌手エディット・ピアフ(Edith Piaf)の遺産管理団体とワーナー・ミュージック(Warner Music)は14日、新たな伝記映画で人工知能(AI)で再現したピアフの声がナレーションを行うと発表した。「La vie en Rose(ばら色の人生)」や「Non, je ne regrette rien(水に流して)」などの名曲で知られるピアフの伝記映画『Edith(原題)』は、本人のさまざまな声や動画をAIに入力して独自のスタイルを再現。「ピアフの物語に信ぴょう性を与え、感情を揺さぶる」作品になっている。

 1920〜60年にかけて仏パリと米ニューヨークを舞台に、知られざる「ピアフの人生の側面」などについてピアフ自身の声で語られるという。ワーナーによれば、大ヒット曲にはオリジナルの録音が使用される。 ワーナー・ミュージック・フランスに近い情報筋によれば、90分の映画は制作の最終段階にあるが、公開日は未定。

 AI技術を使った作品としては、ジョン・レノン(John Lennon)の1978年の歌声を抽出して制作された「ナウ・アンド・ゼン(Now And Then)」が先週、「ビートルズ(The Beatles)」にとって54年ぶりに全英シングルチャートで1位を獲得した成功例がある。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件