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百度など4つが合格 中国 大規模言語モデル標準適合性テスト

浙江省烏鎮市で開催された世界インターネット会議で発表された知識強化大型言語モデルのキーテクノロジー(2023年11月8日撮影、資料写真)。(c)CNS:王剛

浙江省烏鎮市で開催された世界インターネット会議で発表された知識強化大型言語モデルのキーテクノロジー(2023年11月8日撮影、資料写真)。(c)CNS:王剛

【東方新報】このほど、中国で公式の「大規模言語モデル標準適合性テスト」の結果が発表された。

 360グループ、百度(Baidu)、騰訊(テンセント、Tencent)、阿里巴巴集団(アリババグループ、Alibaba Group)の四つの大規模言語モデルがテストに合格した。世界第2位の経済大国である中国において、AI生成コンテンツ(AIGC)産業がより速く、よりよく規制された発展を遂げる道が開かれた。

 このテストは、工業・情報化部傘下の中国電子技術標準化研究院によって行われ、大規模言語モデルの汎用性やインテリジェンスなどに焦点が当てられた。この評価には、言語、音声、視覚コンテンツを含む複数のモダリティが含まれる。

 24日に環球時報(Global Times)に送られた声明の中で、百度は、テストに合格した「文心一言(ERNIE Bot)」は、11月現在、4300の異なるシナリオをカバーし、7000万人以上のユーザーを獲得していると述べた。 今年に入り、ERNIE Botは急速なバージョンアップを行っている。5月にはバージョン3.5に、10月にはバージョン4.0にアップグレードされ、理解力、生成力、論理力、記憶力という四つの主要能力において大幅な向上を達成したという。

 一方、アリババは24日に環球時報に送った声明の中で、今回評価された大規模言語モデルの最初のグループの中で、同社のAIモデル「通義千問(Tongyi Qianwen)」は、唯一のオープンソースモデルであると述べた。「『通義千問』は、世界中の開発者や企業クライアントの間で幅広いユーザー基盤を持っており、そのパフォーマンスとセキュリティーは、広範囲に及ぶ公的な精査を受けている」と述べている。

 中国企業は、オープンAI(OpenAI)のチャットGPT(ChatGPT)やGPT-4に対抗するため、AIの大型モデルを競って発表している。

 これに先立ち、百度、商湯集団(SenseTime)、百川智能(Baichuan Intelligent Technology)や智譜AI(Zhipu AI)といったAI新興企業がAIチャットボットを公開した。

 メディアの報道によると、中国には130以上の大規模言語モデルがあり、世界全体の40パーセントを占め、米国の50パーセントに次ぐシェアを占めている。【翻訳編集】東方新報/AFPBB News|使用条件