JAXA(宇宙航空研究開発機構)は28日、「SLIM(以下、スリム)」が再起動したことをスリムプロジェクトに関するXの公式アカウント(@SLIM_JAXA)で発表した。
同アカウント上での発表によると、26日ごろから月面上のスリムの起動に足るほどの太陽光が太陽電池にあたり始めたことから、2度目の再起動運用を開始。27日の夜にスリムからの応答があり、過酷な条件下で2度の越夜に成功したことが確認された。
応答時は、月の太陽が高く機体が高温であるために、航法カメラにより周囲の風景撮影などを短時間行った。取得された機体データによると、一部の温度センサーなどには不調があるものの、主要な機能は2回目の越夜でも引き続き維持されている模様。
【参考】スリムこれまでの歩み
●2023年
●2024年