オープンAIのアプリケーション部門の最高執行責任者に就任したフィジー・シモ氏(2025年2月11日撮影)。(c)JOEL SAGET:AFP
【AFP=時事】米オープンAIの事実上の「ナンバー2」であるフィジー・シモ氏は6日、AFPとのインタビューに応じ、人工知能インフラへの巨額の投資はバブルではなく、むしろ現在の「新常態」であり需要に応えるために必要だと述べた。
AIへの大規模な投資は、「計算能力の需要をしっかりと満たしている状況だ」とシモ氏は語った。「その観点から見ると、バブルとはまったく思わない。それは新常態(ニューノーマル)だと考えている。そして、世界はコンピューティングパワーが最も戦略的な資源であることを認識する方向に切り替わっていく」と述べた。
AIの危険性に対する懸念について、シモ氏は「私の仕事は、この技術の良い面を実現し、悪い面を軽減することだと考えている」と語った。「AIはプロンプト・エンジニアリングのような、これまで存在しなかった多くの仕事を生み出すだろう。一方で、直接影響を受ける職業もあり、私たちはその移行を支援する役割を果たしていく」と述べた。
シモ氏は8月、オープンAIの ChatGPTを含むアプリケーション部門の最高執行責任者に就任した。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件