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「最初のツイート」、3億円超で落札

米ツイッターのロゴ(2017年11月20日撮影)。(c)Lionel BONAVENTURE : AFP

米ツイッターのロゴ(2017年11月20日撮影)。(c)Lionel BONAVENTURE : AFP

【AFP=時事】米ツイッター(Twitter)に投稿された記念すべき「最初のツイート」が22日、約290万ドル(約3億1500万円)で落札された。このツイートは「非代替性トークン(NFT)」と呼ばれるデジタル資産として競売に掛けられた。

 このツイートは、ツイッター創業者の一人、ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)最高経営責任者(CEO)が投稿したもの。ドーシー氏は15年前の2006年3月21日、自らのアカウントから初めて「just setting up my twttr(自分のtwttrを設定中)」と投稿。今や市民社会で大きな影響力を持ち、論争の的ともなっている世界的なプラットフォームの始まりとなった。

 ツイートを売買できるオークションサイト「バリュアブルス(Valuables)」はツイッターで「ジャック氏は、(アカウント)sinaEstaviの提示額291万5835ドル47セント(約3億1700万円)を受け入れた」と発表した。

 同サイトのプロフィールによると、「sinaEstavi」というアカウントは、ブロックチェーン技術関連のスタートアップ企業ブリッジオラクル(Bridge Oracle)のCEO、シナ・エスタビ(Sina Estavi)氏のものとされる。 「最初のツイート」のコピーと入札履歴は、同オークションサイトの所有企業セント(Cent)のウェブサイト「v.cent.co」に掲載されている。

 エスタビ氏は「人々は後年、このツイートの真の価値に気付くだろう。絵画における『モナリザ(Mona Lisa)』のように」とツイッターに投稿した。

 一方ドーシー氏は22日、ツイッターでエスタビ氏に謝意を示すとともに、今回の競売による利益をアフリカ東部で生活困窮者の支援を行っているNPO「ギブ・ディレクトリー(Give Directly)」へ贈ったと発表した。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件