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ノルウェー、小学校でのAI使用を事実上禁止へ

ノルウェーのストーレ首相。6月19日、オスロで撮影。NTB/Javad Parsa/via REUTERS

ノルウェーのストーレ首相。6月19日、オスロで撮影。NTB/Javad Parsa/via REUTERS

[オスロ 19日 ロイター] – ノルウェーのストーレ首相は19日の記者会見で、小学校における生成AI(人工知能)ツールの使用を事実上禁じると表明した。また、中学校以上の教育での利用も制限するとした。これらを盛り込んだ新たな基準を8月下旬に始まる新年度から適用する。

 ストーレ氏は、AIの利用は若年層が教育の重要な段階を飛び越してしまう恐れがあるとして「学校で最も重要なことは、子供たちが読み書きや算数を学ぶことだ」と訴えた。

 政府によると、新たな基準では小学生の6―13歳は原則としてAIを使用すべきではないとし、中学生の14―16歳は教師の監督下で慎重にAIを活用する方針を示した。高校の17―19歳は教育を進めたり、就職に備えたりするためにAIの適切な活用法を学べるようにする。

 ノルウェーは1990年代に教育現場でのコンピューター導入を開始し、2010年以降のアップルのiPad登場後はタブレット端末も採り入れ、教科書や手書きへの依存度が低下した。だが、学力テストの成績が全般的に低下したことを受け、政府は24年に学校でのスマートフォンの使用を禁止するとともに、教室での規律を保たせるため教師により強い権限を持たせるようにした。

 政府は19日、教育現場でのタブレット端末への移行傾向に歯止めをかけ、教科書活用を促進するための予算を盛り込んだ法案を提出する方針も明らかにした。ノルウェーは今年4月、16歳未満の交流サイト(SNS)利用を禁止する計画も発表した。オーストラリアなどは既に若年層のSNS利用を禁じている。