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バーコード、実用化から50年

バーコード(2000年11月27日撮影、資料写真)。(c)JEAN-PIERRE MULLER : AFP

バーコード(2000年11月27日撮影、資料写真)。(c)JEAN-PIERRE MULLER : AFP

【AFP=時事】スーパーマーケットでの精算に変革をもたらし、「小売業界のグローバル化」を促してきたバーコードが3日、実用化から50年の節目を迎えた。

 世界では、毎秒7万点の商品が取引され、商品のバーコードをスキャンする際の特徴的なデジタル音は1日に約60億回鳴る。

 今では当たり前となったバーコードだが、その技術は、精算の迅速化や商品追跡、在庫管理の改善など小売業界に大変革をもたらした。

 バーコードを発明した米国のノーマン・ウッドランド(Norman Woodland)氏とバーナード・シルバー(Bernard Silver)氏は、1952年に特許を取得した。特許取得から約20年後の71年、米国人エンジニアのジョージ・J・ラウアー(George J. Laurer)氏がこの技術を改良し、実用化に向けて動き出した。

 そして73年4月3日、大手の小売・食品会社によって共通商品コードが承認された。翌74年6月26日に、バーコードを使用した初めての取引が米オハイオ州で行われた。

 だがバーコードは現在、スマートフォンで読み取り、より多くの情報を伝えることができるQRコードとの競争に直面しており、その需要は減少しつつあるのかもしれない。【翻訳編集】 AFPBB News