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民間宇宙旅行、来月開始 米ヴァージン

米ニューメキシコ州の商業宇宙港、スペースポート・アメリカ上空で、母船から切り離された宇宙船「スペースシップ2」の2号機「ユニティ」(2021年7月11日撮影、資料写真)。(c)Patrick T. FALLON / AFP

米ニューメキシコ州の商業宇宙港、スペースポート・アメリカ上空で、母船から切り離された宇宙船「スペースシップ2」の2号機「ユニティ」(2021年7月11日撮影、資料写真)。(c)Patrick T. FALLON / AFP

【AFP=時事】米宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック(Virgin Galactic)は8日、今月下旬に宇宙船の試験飛行を約2年ぶりに再開し、6月下旬には初の民間宇宙旅行を開始すると発表した。

 試験飛行のミッション名は「ユニティー25(Unity 25)」で、従業員4人が搭乗する。

「ギャラクティック01(Galactic 01)」と呼ばれる宇宙旅行が6月下旬に実施されるのに先立ち、「宇宙飛行システム全体と搭乗者の状態を最終評価する」としている。

 飛行時間は計90分で、搭乗者は宇宙船のキャビンで数分間、無重力状態を体験する。

 宇宙船は、米ニューメキシコ州の商業宇宙港スペースポート・アメリカ(Spaceport America)から打ち上げられる。ギャラクティック01には、イタリア空軍関係者が参加する見通しだ。

 ヴァージンはこれまでに、宇宙旅行の搭乗券800枚を販売している。2005~14年に1枚当たり20万~25万ドル(約2700万~3400万円)で600枚、それ以降は45万ドル(約6100万円)で200枚を売った。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件