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ビートルズ新曲「ナウ・アンド・ゼン」、ついに発売

演奏するビートルズ(左から)ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリソン、リンゴ・スター、ジョン・レノン。英ロンドンで(1965年7月29日撮影)。(c)CENTRAL PRESS / AFP

演奏するビートルズ(左から)ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリソン、リンゴ・スター、ジョン・レノン。英ロンドンで(1965年7月29日撮影)。(c)CENTRAL PRESS / AFP

【AFP=時事】英ロックバンド「ビートルズ(The Beatles)」の新曲が2日、発表される。40年以上前に録音されたデモ音源が基になっている楽曲で、ジョン・レノン(John Lennon)が歌っている。

 新曲は、1978年にレノンが作曲した「ナウ・アンド・ゼン(Now And Then)」。今回のリリースに当たっては、元メンバーのポール・マッカートニー(Paul McCartney)とリンゴ・スター(Ringo Starr)による演奏が新たに録音されたほか、AI(人工知能)技術も投入された。

 アップル(Apple)、キャピトルレコード(Capitol Records)、ユニバーサル・ミュージック・エンタープライズ(Universal Music Enterprises)から、グリニッジ標準時(GMT)2日午後2時(日本時間同午後11時)に発表される。翌日にはミュージックビデオも公開される。

 新曲のリリースについては、マッカートニーが6月に発表していた。その時には「最後の楽曲」とだけ述べ、タイトルは明らかにされていなかった。

 マッカートニーはユーチューブで公開された動画で「感情的になる。メンバー全員が演奏している、本物のビートルズの曲だ」とコメントしている。「ナウ・アンド・ゼン」は、レノンが死去する前年の1979年に、マッカートニーのために録音したカセットテープに収録されていた数曲の中の一曲で、94年にレノンの妻オノ・ヨーコ(Yoko Ono)がマッカートニーに手渡した。

 これまでにもリリースの試みはあったが、バックグラウンドノイズが大きく諦めざるを得なかった。音楽におけるAIの利用については、高く評価する意見から著作権侵害を危惧する声もあり、業界内で論争となっているものの、今回AIによって新曲が完成にこぎつけた。

 スターがたたくドラムとマッカートニーのベース、ピアノ、スライドギターは昨年、米ロサンゼルスのキャピトルスタジオ(Capitol Studio)でレコーディングされた。スライドギターはジョージ・ハリソン(George Harrison)にインスパイアされたもの。1995年に録音されたハリソンのエレキギターとアコースティックギターも入っている。

 スターは「今回の作業は、彼(ジョン)の存在を最も近くで感じられるものとなった。皆、心を揺さぶられた」「まるでそこにジョンがいるようだった。分かるだろう。特別だった」と語った。

 レノンとオノの息子ショーン(Sean Ono Lennon)も、ビートルズが再び新曲に取り組むと聞き「父がいなくなってから何年もたつ」「信じられないほど感動している」と述べている。

 マッカートニーは当初、「ナウ・アンド・ゼン」を完成させて発表することについて躊躇(ちゅうちょ)していたと話す。「自問自答するたびに『待てよ。もしジョンにどうするかを聞く機会があれば…』きっと答えは『イエス』だったはずだ」と思い作業を進めたと打ち明けている。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件