動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」のロゴ(2021年10月5日撮影)。(c)Lionel BONAVENTURE:AFP
【AFP=時事】米グーグル傘下の動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」は23日、最初の動画が公開されてから20年の間に、プラットフォーム上にアップロードされた動画が累計で200億本を超えたと発表した。
ユーチューブは2005年、オンライン決済サービス「ペイパル」の元同僚たちの食事会でアイデアが生まれ、同年のバレンタインデーに「YouTube.com」のドメインが有効化された。同年4月23日には動画アップロード機能が追加され、共同創業者のひとり、ジョード・カリム氏が最初の動画「Me at the Zoo」を投稿した。これはサンディエゴ動物園で象舎の前に立つ自身を撮影した19秒間の映像で、2025年4月24日時点の再生回数は3億5600万回を超えている。
この20年間でユーチューブは、開設当初の予想を大きく上回る規模へと成長を遂げた。ユーチューブによると、現在は1日あたりおよそ2000万本の動画がアップロードされている。またドイツの市場調査会社スタティスタによれば、ユーチューブの月間アクティブユーザー数は25億人を超えているという。
グーグルは、世界中のユーチューブ視聴時間について、テレビ画面での視聴に限っても1日あたり10億時間を超えているとしている。
アナリストらはユーチューブにとっての重要な転機として、2006年に同社がグーグルに株式交換方式で16億5000万ドル(現在の為替レートで約2350億円)で買収されたことを挙げている。この買収によって、熱心なユーザーを抱えていた同プラットフォームに、グーグルの検索技術と広告運用のノウハウが融合された。【翻訳編集】 AFPBB News|使用条件